★ガレット・デ・ロワ★~新年パーティー~

早いもので年が明けて1ヶ月が経とうとしていますね。1月6日の関西スイーツFaceBookの「今日のおやつ」でもご紹介しましたフランス菓子の『ガレット・デ・ロワ』。今回は1月22日・金曜日、在京都フランス総領事館にて行われましたガレット・デ・ロワパーティーの様子をご紹介します。


◆◇◆ガレット・デ・ロワとは◆◇◆ラトリエドマッサ様
ガレット・デ・ロワ(王様のお菓子)は発祥の地「フランス」では新年を祝うために欠かせないお菓子で、1月の間は人々が集まるたびに各自が自慢のガレット・デ・ロワを持ち寄ります。
そしてガレット・デ・ロワの中に入っているフェーヴの行方をめぐって盛り上がります。フェーヴが当たった人は、王冠をかぶって王様や女王様になり、1年間幸せに過ごせると言われています。フランスでは、毎年大統領に特大のガレット・デ・ロワが献上されるのが新年の風物詩となっています。

◆ガレット・デ・ロワの歴史
このお菓子は16世紀フランスの教会で生まれました。キリスト教の祝日である1月6日の公現祭(イエスの誕生日に、東方の3博士が訪れた日)が由来で、ガレット・デ・ロワの中に1つだけ入ったフェーヴを当てた人がその年の司祭になれました。そして現代では、新年を祝うフランスの伝統的なお菓子となっています。

◆フェーヴとは…
フェーヴはフランス語でそら豆のこと。文字通りそら豆から始まったフェーヴは、現在では陶製になり、イエス像をはじめ、動物、車、人形、パン、フルーツ、キャラクター、お店のロゴ入りのものなど多種多彩です。中にはフェーブのコレクターさんもいるんですよ。

◆◇◆ガレット・デ・ロワコンテスト◆◇◆
日本ではあまりなじみのない方も多いお菓子ではありますが、日本のトップパティシェたちの組織「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」が主催となり、正統派ガレット・デ・ロワに関する理解と技術を総合的に審査し、競うコンテストを毎年開催しています。(昨年で13回目の開催となりました。)
ガレット・デ・ロワはパイとクレームダマンドという一見シンプルなお菓子ですが、職人の技術と個性がはっきり出るお菓子で、フランスのM.O.F.(フランス最優秀技術者)検定試験の課題にもなっています。
【お写真右:フランス総領事/ブロソー・シャルランリさま★お写真左:ビゴの店/フィリップ・ビゴさま】

◆◇◆パーティにて◆◇◆
会場には100台ものガレット・デ・ロワがずらりと並んでいて、まるでフランスのスイーツ店やパン屋さんに来ているような気持ちになりました。どれも職人さんたちの気持ちがこもった表情豊かな素敵な作品でした☆
お写真の中でフランス総領事であられるブロソー・シャルランリさまとフィリップ・ビゴさまが手にされている大きなガレット・デ・ロワはこの日に献上されたもので、なんと直径70cm!!切り分けて約170名の参加者に振舞われました。サクサクの生地とアーモンドたっぷりのクレームダマンドを堪能させていただきました☆

作品

◆◇◆パーティ会場◆◇◆
※パーティは1月22日に開催されたものです。

◆会場:在京都フランス総領事館
(アンスティチュ・フランセ関西)

◆所在地:京都府 京都市左京区吉田泉殿町8

2016,1,28