1月12日に開催されたガレット・デ・ロア大試食会!!
ガレット・デ・ロアとはフランスの伝統菓子で公現祭
(イエスキリストが産まれたのを東方の三博士がお祝いした日)に
家族みんなで切り分けて食べるお菓子のことです。
ガレット・デ・ロアの中にはフェーブという小さな陶器でできた
人形が1つ入っていて、当たった人はその年一年を幸福に過ごせるといわれています。
フランスの年の始めに家族で楽しむちょっとしたイベントになっています。
ちょうど日本でいう初詣のおみくじのようなものでしょう♬
※フェーブは元々は乾燥したそら豆を使っていたのでフランンス語でそら豆を意味します。今では可愛らしい陶器の人形が使われることが主流となっています。
ガレット・デ・ロアは全部で4柄ありそれぞれの柄に意味があります。
今回の試食会では「勝利」の意味の月桂樹柄が4つ
「生命力」の意味の太陽柄が1つ、そして他のガレットの模様を参考にするために
青木定治シェフの「豊穣」の意味の麦の穂柄の計6つのガレットが並びました。
そして、今回は食べ比べの席に並びませんでしたが「栄光」の意味の
ひまわりの柄もあります。
それでは各店のガレット・デ・ロアをご紹介していきます!
洋菓子の本場フランスリヨンで2年に1度開催されている『La Coupe du Monde de la Patisserie(クープ ドュ モンド パティスリー)』
ここで、1991年、日本人初の優勝を勝ち取った林 雅彦シェフのガレット・デ・ロワ。
林 雅彦シェフはクラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ関西支部副会長でもあります。
ガトー・ド・ボアさんのガレット・デ・ロワはピスタチオとフランボワーズの
コンフィチュールが入った個性的なものになっています。
トワ・グリュ2代目シェフの作るガレット・デ・ロワは2011年・2015年と国内の
ガレット・デ・ロワのコンクールで優勝し、フランス大使館でも披露されました。
国内外の数々のコンクールで受賞歴のある大川原シェフのガレット・デ・ロワ。
甘すぎない優しい味わいから材料へのこだわりが感じられます。
新神戸オリエンタルホテルや京都のレマン館などで腕を磨き、2012年11月13日に
「ア・テール」を開店した新井シェフのガレット・デ・ロワ。
「パティスリー グレゴリー・コレ」は、阪神淡路大震災で傷ついた神戸復興
への情熱と「洋菓子の街 神戸」から本物のフランス菓子を発信したいという
強い想いが、当時若くしてニース・ネグレスコホテルの総製菓長を務めていた
フランス人パティシエと出会うことで実現の運びとなりました。
そんな本場フランスの味のガレット・デ・ロワ!一味も二味も違います。
ガレット・デ・ロワはバターをたっぷり使用したガレットと
中に挟まった濃厚なアーモンドクリームがサクサクと口触り良く
いくらでも食べれてしまうのですが、年の始めに家族で食べるものですので
ホールサイズで購入することが主で色んな種類を少しずつ食べ比べる機会は
なかなかありません。
ですがこうしてガレット・デ・ロワを食べ比べてみると
各店の個性が際立ち風味や食感の違いがよく分かりました。
ガレット・デ・ロワの有名店ばかりを食べ比べできる贅沢な機会に
お客様も大満足な様子でした。