株式会社ユーハイム様にご招待いただき、
世界初のバウムクーヘン専用AIオーブン「THEO(テオ)」のお披露目会へ行ってきました。
実は今年3月の当社主催「バウムクーヘン博覧会」にて、一足お先に登場しておりましたので、
見覚えのある方もおられるかもしれませんね。
「バウムクーヘン専用AIオーブン「THEO(テオ)」とは?」
「THEO(テオ)」は、職人の生地の焼き具合を学習し、20分ほどで1本を焼き上げます。
焼き上げるのに高度な技術と、手間暇が必要なバウムクーヘン。
本格的なバウムクーヘンの提供が可能となり、カフェ等の異業種から注目されているそうです。
既に5月から茨木の和菓子屋さんで導入され、好評とのことです。
「なぜ、バウムクーヘン専用AIオーブンを作るに至ったのか。」
当初、同社の職人は抵抗を示されていたそうです。
苦労して得た技術を機械に伝承することへ抵抗があるのは、分かる気がしますよね。
しかし同社には、それを上回る「使命」があったようです。
それは同社が1969年から取り組んでいる添加物に頼らないお菓子作り「純正自然」の活動です。
本来、食品の加工や保存のために使われる「添加物」を使用しないことと、「量産」は相いれないものですが、
実現するために5年間試行錯誤の上、「THEO(テオ)」は完成したそうです。
「気になる味は?」
バウムクーヘン3種食べ比べセットを頂きました。
(左上)バウムクーヘン(左下)マイスターの手焼きバウム(右)THEOバウムクーヘン
「THEO(テオ)」作のバウムクーヘンを食べて一言、「なに、このふわふわ感。」
お話を伺うと、ユーハイム製品はバター生地にメレンゲを加えるそうですが、
THEO(テオ)のバウムクーヘンはメレンゲにバター生地を加えるので、軽い食感になっているとのこと。
巧みな生地調整を行っておられるとは、さすが。敬服いたしました。
ちゃんと焼けているの?
AIオーブンが職人の味と並んでしまったら?と、
素人ながら心配していた自分が恥ずかしい。
密度が高く、噛み応えがあるユーハイムのバウムクーヘンとはまた違うバウムクーヘンで、しっかり棲み分けがされていました。
そして食べ比べることによって、それぞれの良さがわかります。
とにかく焼き上げるのに手間暇のかかるバウムクーヘン。
日本では身近なお菓子ですが、発祥の地ドイツでは、
クリスマスやお祝いなど特別な時に食べるものであり、食べる機会が減っているそうです。
私たちが当たり前のように、バウムクーヘンを口にできるのは、
こうした企業の努力があるからであると、改めて気づかされました。
「THEO(テオ)」の焼きたてバウムクーヘンを体験!
\期間限定「POP UP SHOP」開催中/
場所:ユーハイム本店 1階 売店/2階 喫茶
(神戸市中央区元町通1-4-13)
期間:2021年6月1日(火)~29日(火)
(定休日:2日、9日、15日、16日)
時間:11:00~19:00(喫茶LO 17:30)