4月12日(金) 「KOBE パンのまち散歩」キックオフイベント【KOBE×パン×TALK】がデザインクリエイティブセンター神戸(KI ITO)にて開催されました。
世帯当たりの地域別支出金額・消費量ともに全国トップを誇る神戸市。今年秋に「KOBE パンのまち散歩」と題し、中央区内のパンをまちごと楽しめるさまざまなイベントが開催される予定です。
これに秋に先駆けて開催されたのがこのイベントです。さまざまな角度から神戸のパンを見つめ直し、「どうして神戸のパンはおいしいの?」について改めて考える神戸山手短期大学の土井茂桂子先生による講演の後、フードジャーナリストの三好彩子さんを進行役に、ドンクのグランシェフ・ブーランジェの江崎幸一氏、イスズベーカリー代表取締役の井筒英治氏、サ・マーシュのオーナーシェフ西川功晃氏によるトークセッションが繰り広げられました。
「昭和40年頃、フランスパンの販売を始めた頃は『かたくて食べられない』『口を切った』といった苦情が続出したが、試食などを重ねるうちに徐々に受け入れられていった。」と江崎さん。「味のわかるお客さんに支えられ、職人冥利につきます。」と西川さん。「コンビニ店の爆発的な増加に脅威を感じている。しっかりと差別化を図り、お客様の理解を得たい。」と井筒さん。長い年月をかけて神戸に根付いたパン文化は、職人さん達のパンへの熱い思いと、高い技術力に支えられていることを再認識しました。
第二部は試食会。パネリストを囲み各社自慢のパンをワインと共にたっぷりと試食。ブーランジェの熱い思いを聞きながら、神戸のパンについて語り合う交流会となりました。